リフォームにもいろいろある

たくさんのお客様にお会いして気がついたのですが、どうやら『リフォーム』という言葉を耳にすると建物の増改築やバリアフリー化など、内装を変更したり何かを付け足したりして『利便性を高めるリフォーム』をイメージする方が多いようです。 確かにそれも重要ですが、私たちが力を入れてお勧めしているのは悪くなっている所を修繕したり、耐震性を強化したりといった『家を守るためのリフォーム』です。

家も人間の身体と一緒

私はお客様によく「家も人間の身体と一緒ですよ」とお話しています。 虫歯だって早めに治療をすれば、たった一日で終わります。しかし、痛くて眠れないほどになってから歯医者に行くと、歯を削ったり神経を抜いたりと治療も大掛かりになり、何回も何回も通うハメになるでしょう。 家も一緒です。 例えば屋根。家の中と違って、屋根は上ってみないと状態がわかりません。いざ上ってみると、ところどころひび割れていたり、コケやカビが生えていたりするものです。 スレート瓦に生えたコケ ひび割れがおきていればそこから水が入ります。すると徐々に下地を腐らせ、やがて建物の構造体を傷めてしまう恐れがあります。 コケやカビも要注意です。コケやカビが生えるということは、撥水性や防水性が切れてしまい水を吸っている証拠です。湿気は瓦の強度を落としますし、冬場には寒さで凍ります。すると寒割れという現象を引き起こし、瓦が割れてしまうのです。逆に夏場の屋根の表面温度は80度以上にもなりますから、中に入った湿気がサウナ状態になって裏側から瓦を傷めます。それによって瓦の強度はさらに落ち、また冬場に寒割れを起こすのです。

点検も修繕もお早めに

ですから早めに手を打たないと、どんどんどんどん傷みが進んでいって、もう修復が不可能になってしまいます。 そうなったら、屋根全体を葺き替えるしかなくなります。当然ですが、補修や修繕の何倍も時間と費用が掛かるでしょう。 まさにリフォームは『転ばぬ先の杖』みたいなものです。大きなトラブルが生じてから慌てて直すのではなく、日頃からこまめに点検をして、もし気になるところがあったらケアしておく。健康診断だって10年に1回受けるより、毎年受けておいたほうが安心ですよね。何事も早期発見・早期解決が理想なのです。

「家を何年もたせたいか」で施工方法を変える

屋根や外壁を塗装した場合、どんなに良い材料を使い、どんなにしっかりと施工をしたとしても10年、15年経てば塗膜が剥がれてきてしまいます。 もし、将来は息子さんに家を引き継ぎたいなどの理由で、家を20年、30年と長持ちさせたいのならば、もう少し予算をかけて屋根を葺き替えるとか外壁にサイディングを施すといった工事が必要となります。 実はそのほうが長期的なスパンで見たときに、トータル的に安くすむケースが多いんです。 私たちはお客様のご要望に応じて、最適なプランを考え、ご提案させていただいております。是非お気軽にご相談ください。




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